割れ窓理論に依拠した教育方針が、ゼロトレランスと呼ばれる教育方針です。
1970年代のアメリカは、いじめ、飲酒、暴行、薬物汚染など深刻な学級崩壊の時代でした。
そのときに登場したのが、「ゼロ・トレランス」方式と呼ばれる教育方針だったそうです。
Zero Tolerance その名の通り、寛容(Tolerance)の無い(Zero)方針で、日本では「不寛容方式」などと呼ばれていたそうです。
基本方針は
生徒の自主性に任せる放任主義ではなく、不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式。 by wikipedia
だそうです。
割れ窓理論についての記事での、このゼロ・トレランス方式は、警察による徹底した犯罪の取り締まりを指しますが、教育の場で語られる場合には、教員と生徒間の教育方針についての言葉になります。
「ダメなものはダメ」を徹底するこの方針は、効果があったと言われていますが、犯罪取締りの場合では、警官による横行が目立ったり、過剰干渉によって逆に犯罪が増えたのではないか、という批判もあるようです。
全てには、二面性あり。というところでしょうか。
Broken Windows Theory という名の理論。それすなわち、「割れ窓理論」という。
ちょっとニュースで見かけたので、調べてみました。
環境犯罪学上の理論のひとつだそうです。米国ルトガーズ大学のジョージ・ケリング教授が1982年に提唱。
ビルの1枚の窓が割られたまま放置しておくと、管理人がいないビルだと思われて、さらに1枚の窓が割られ、どんどんビルは荒らされ、しいては周辺の治安が悪化し、街全体までもが荒廃してしまう。そのため、1枚が割られていたときに、修理したほうがいいですよ
こんな理論です。ニューヨークのジュリアーニ前市長が治安維持のためにこの理論を採用したことで、有名になったそうです。
ジュリアーニさんの政策は「ゼロ・トレランス」政策と名づけられています。
具体的には、警察に予算を重点配分し、警察職員を5,000人増員して街頭パトロールを強化した。
さらに、未成年者の喫煙や無賃乗車、騒音や駐車違反などの軽犯罪の徹底的な取締り、ホームレスの路上からの追い出し(施設への強制移住)などを行った結果、犯罪率が低下したそうです。
※この理論には、批判・疑問視もあり、このNYの犯罪率の低下に寄与したのは、実は景気変動が最大の要因だったのではないか、ということです。
ゴミの分別を野放しにしたり、スピード違反など軽犯罪を見過ごすことによって、「秩序維持に関心が無い」というサインを発することとなり、犯罪が起きやすい環境となると、この理論は主張しています。
実体験としては、一度部屋を綺麗にしても、一度ゴミを捨て忘れたり、脱ぎ捨てたままにしておくと、いつのまにか山積みになった服やゴミ達に囲まれてる・・そんな経験がありますが、これも近からず遠からずといったところでしょうか。
日本でも、空き缶ポイ捨て禁止や、環境美化などのキャンペーンが開始されているが、この理論がその根底にあるわけですね。