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実写『こち亀』初回率視聴率12.2%は当然だろう!の理由

香取慎吾主演の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS)の初回視聴率が12.2%だったそうです。

キムタクの『ミスターブレイン』には遠く及ばず、長瀬智也主演『華麗なるスパイ』にすら負けた格好になった。


この結果をみて誰が驚いただろうか?香取ファンはそりゃ驚いたのかもしれないが、私の周りにたったひとりとしてこち亀を期待していた人はいなかった。


この驚かなさ、つまり期待通り感、やっぱり感はどこから来るのだろうか?


まずキャスティングに無理がある。

両津勘吉 香取慎吾
秋本カトリーヌ麗子 香里奈
中川圭一 速水もこみち
上野 なぎら健壱
熊田 つまみ枝豆
田端 福井博章
トン吉 畠山紫音
チン平 高橋 晃
カン太 吉田 翔
両津よね 柴田理恵
両津銀次 ラサール石井
大原部長 伊武雅刀



まず、主人公が香取って、ジャニーズでOKなのは中川だけだろう。両津をはじめとしてこち亀の原作ではレギュラーキャラに「イケメン」が登場することはない。もこみちは、ギリギリセーフかもしれないがVIPの気品が一切ない。中川=VIP=かねもちのイメージがどうやっても、もこみちから滲み出ない。

麗子が香里奈・・。きっと世論は半々だろうな。ぴったし、かあるいは絶対NGか。

いずれにせよ、あぁこのキャスティングは納得ーというのは一人として存在しない。ラサールにいたっては、親父役になってしまった。

ドラマ視聴理由の大きくは、「誰が出ているか」で決まるが、さすがにこの出演者を揃えてもキャスティングに無理があった。


ストーリーがドラマで表現できないだろう

この漫画は、「型破り」「無茶苦茶」であるがゆえに人気がある。読者の想像を超える破天荒ぶりが両津の人気の理由。

さて、これが「ドラマ」内で表現できるのか?日本のドラマは海外の24のような大迫力ドラマと違って、非常にコンパクトにまとまってします。過去の傑作ドラマは、そのストーリー性に評価軸があるのであって、決して「スケール」ではない。


こち亀が、評価されるとしたら「スケール感とテンポのよさ」くらいだろう。自宅に戦車投入、巨大ケーキの中で居眠りなど、非日常現場をどう表現するのか?全てが全てそのような漫画シーンではないが、そのような「破天荒シーン」が表現されないのであれば、それはこち亀の醍醐味を捨てた、ただの刑事ドラマ@コメディになり下がってしまうだろう。


なによりも下町の親父の存在が一切ない

どんなミスキャストだろうと、こち亀にとって欠かせないアジが、「下町の親父」感である。こんな親父、大人になりたい、これくらい自由奔放なオヤジにあこがれてきたこち亀読者にとって、「下町」「親父」は絶対にはずせない。

あの両津までもが、ジャニタレに犯されていく。


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