- 2008-04-24
- Diary of Daily
老舗書店の閉鎖が決まりました。東京旭屋書店の銀座店と水道橋店が売上げ低迷を理由に閉鎖を決めました。
下記のランキングは、2007年の書店売上ランキングです。全国に1万6000店舗あるといわれる書店ですが、
売上トップ10に入る旭屋書店の2店舗が閉鎖です。
- 紀伊國屋書店
- ジュンク堂書店
- 丸善
- 文教堂書店
- ブックファースト
- 有隣堂
- 三省堂書店
- くまざわ書店
- 八重洲ブックセンター
- 旭屋書店
どれだけ書店は景気が悪いんでしょうか。書店数の減少は今に始まったことではなく、2001年に2万1000店舗程度あったにもかかわらず、
2008年1月には1万6000店舗です。書店の数はここ7年で5000店舗も減ったわけです。つまり1年間に600店舗以上、つまり毎日どこかで書店が潰れている計算になります。
単純計算では上記の試算になりますが、現実はより深刻です。
昨年だけで、閉店は1,208店で、新規店舗376の3倍近くに上ります。
売上第一位の紀伊国屋書店グループは、売上高1173億円で、経常利益率は0.9%です。
売上第二位のジュンク堂書店グループは、公表されている売上高が年間350億程度で、経常利益率は1.9%です。
業界トップ軍は、恐らく安泰でしょうがそれ以外の第二軍以下が深刻です。
敵はどこにいるのか?誰もが思いつくインターネットです。
アマゾン・ジャパンは、出版社から直接取引で書籍を仕入れて安く販売し、「なか見!検索」で中身検索ができて、24時間以内に発送され、読みたいときに読める環境が整いつつあります。
この「なか見!検索」(英語名ではSearch In sideとして2003年からサービス開始)はアマゾンに見本を1冊提供するだけで、スキャニングからテキスト化まですべてアマゾンが行うため、出版社にコストはほとんどかかりませんし。
いまや本だけでなく、マタニティグッズや家電まですぐに手元に届くアマゾンや、セブンイレブンで受け取り可能なセブンアンドワイなどが競合でしょう。
後者のセブンアンドワイは前年比120%程度で着実に成長している模様で、この流れは止まらないであろうと思います。
それ以外にも、古本屋の力も侮れません。アマゾンでもヤフージャパンでも古本は購入でき、新書と並列に半額程度の金額で並んだ中古本を手に入れることは容易に想像できます。今や約15%の人が読み終わった本を売却しているというデータもあります。
さらに、本を読む理由の20%を占める「時間つぶしになる」という理由に取って替わるのが、携帯電話やゲームかもしれません。いまや携帯電話でゲームも小説も漫画も手に入る時代です。高いお金を出して本を買うより、目の前にある携帯電話でリアルタイムに情報を収集して遊ぶ時代です。
書店が生き残るのは、思っている以上に大変かもしれません。
Trackbacks:0
- トラックバックURL
- http://900914.com/diary-of-daily/books.html/trackback